ピヨ父です。
土曜日は天気がとてもよかったので海に行きました。海なんて夏にしか行くことがなかったのですが秋晴の涼しい時期の海もとてもよいですね。日本海なので荒々しいことも多いのですがこの日は穏やかでした。
実はピヨまるの名前には海にちなんだ字が入っています。
妻の妊娠中にどんな名前にしようかなと思いを巡らせていた時に、なんとなく海に関係する字をつけたいなと思いました。なんで海なのか自分でもはっきりとはよく分かりません。
うちの家族は海より山派で、幼少の頃からよく家族でキャンプに行っていました。弟とクワガタを探しに森に行ったり、父がテントを組み立てている時は手伝わずにずっと遊んでいたのを覚えています。海に行くことももちろんあったのですが、水はしょっぱいし、潜っても砂であんまり綺麗に水底を見た記憶がないのと、夏の海は人が多くてごちゃごちゃしているし、とあまりいいイメージをもてませんでした。
妻と沖縄旅行に行ったことがあるのですがその頃からでしょうか。海っていいなと思ったのは。
綺麗さはもちろんのこと日本海しか知らない私はその穏やかさが衝撃的でした。ただそれ以上に波が寄せて返すのをぼんやり眺めているといい意味で気を取られるというか、悪くない感覚がありました。
子供の頃は景色を見てどうこうというのはなく、親がわざわざいい景色だからという理由でそこに車を走らせる意味が全く理解できませんでした。景色よりも目的地に着いて早く遊びたいが全てでした。年を経るにつれて自分を満たしてくれるものが丁度よい塩梅で変化してくれるのは助かります。なにせ今はゲームもしなくなってしまいましたし森で虫を探したいとは思いませんからね。
妻が急遽入院することになりしばらく1人で過ごしていた時は気持ちが追いつかなくなる事がありました。そんな時は海に行って何をする訳でもなく、ぼんやりしていた事が今思うとその時が一番多かったように思います。
2人で来ていた海に今は3人。
色々な思いが潮波のように混ざり合います。
息子は潮風に目を細めて少し嫌そうに眉間に皺を寄せています。
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