一から何かを始めるのは難しいけれども。

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ピヨ父です。

15年ぶりに水泳をしてみようと思い最近市民プールに通っています、そんなことで今日は水泳の話をしたいと思います。

私の小学校では6年生で地区の水泳大会があり、全員必ず一種目は出場するという縛りがありました。クロールの場合は25mからで、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの場合は50mからしか出場できません。酷なのは飛び込みスタートだということです。1年生から水泳の授業はありましたが5年生までは自分のペースをあまり乱されることなく自由に過ごすことができたのに急にハードモードになります。

5年生まで顔に水をつけるのがやっとでも全然こなせるのですが、そのような生徒は6年生で地獄をみることになります。泳げるようにならなければならず、さらに飛び込みもあるのですから。

私はクロールで50mはきつかったので平泳ぎで出場しました。なぜ平泳ぎにしたのかというと25mの折り返しででんぐり返りターン(名前がでてきませんでした)をしなくてよいのとクロールより疲れずに済み、また競技人口がクロールより少なく、入賞できるんじゃないかと思ったからです。人との競争が嫌いなくせに勝ちたいという気持ちがあったのだと思います。そういうところが昔からあり、みんなで遊ぶゲーム代表のスマブラでも1人でコンピュータとずっと戦っていました。負けるのが嫌なので誰とも戦わないという極端さを持っていました。

話がそれましたが大会では100mで競技人口が少なく、泳ぎきればほとんど入賞でした。しかし私は最後のターンで両手をつかずに片手タッチでターンをしてしまい、失格になりました。

その時のなんとも言えない惨めな気持ちを思い出しました。それ以来水泳からは離れていましたが、トライアスロンに出てみたいと思い、水泳が特にネックだったので始めることにしました。もちろんバイクもランも不安なのですが、

昔とは体型も違うし、運動不足で体力もないので正直始めは沈んで全く泳げないのではないかと思いました。しかし体は覚えているもので泳ぎ自体は割と自然にできました。ただ体力のなさと当たり前ですが50m以上は泳げないという状態ではあり、これは練習だなと思い、今も定期的にプールに行っては30分程度泳いでいます。

トライアスロンのためにと思って始めた水泳ですが副次的に多少気持ちが軽くなるような感覚を得ました。精神疾患も持つ方に適度な運動を勧めることがあります。運動によってドーパミンやセロトニンなど意欲や気分の調節に関わる物質の分泌が増えるといわれていますがそれが自分の身に起きたのでしょうか。本当のことはわかりませんがそう思い込めば人にもより勧めることができるように思います。

一から何かを始めることは難しいですが意外と体は覚えているものだなと思いました。みなさんも運動でなくても昔やっていたものを久々に引っ張り出してきて試しにやってみたら少し人生が好転する、かもしれません。

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